OkOgeのブログ

地方で楽しく生活することをテーマに日々あったことをつづります。

子どもを持つなら気になることって?

最近、わたしの周りにも子供が生まれた人が多くなりました。

少し前までは、自分が子供を持つなんてどこか遠い世界の話だと思っていましたが、気づけば30の呼び声も近くなってきたので、いつまでも「そんなの先でいい~」とはいかないんだろうなぁと思っています。
いくら医療や美容技術が発達して、見た目が若々しい人でも卵子はどんどん年をとっていくというではないですか。一説によると、ヒトの生物学的な出産適齢期は26歳までとのことです。
最近は30を過ぎてから結婚、出産という女性もまったく珍しくありませんが、やはり、できれば若いうちの方が肉体的にも精神的にも楽なのは間違いないでしょう。


そんな周辺事情を受けて、子供を持つってどんなことだろうか、自分が働きながら育てるとしたらどんなことになるかということを考えてみました。

ある方面に意識が向いていると、自然と新聞やニュースを見ていても関連のものに目が行きやすくなりますよね。

先週のJapan Timesのオピニオン欄では、ちょうど総合こども園のことが取り上げられていました。
オピニオン記事によると、保育園と幼稚園が一緒になった総合こども園の論点の一つには3歳未満の受け入れが義務づけられていないことがあるそうです。義務付けのない背景には、小さな子供を預かる経験がない幼稚園が総合保育園に移行するのをためらうからとのこと。

別の問題点には、新制度ではフルタイムの労働者だけでなく、パート労働者や、病気や妊娠などで育児が困難な保護者も施設を利用できますが、保護者は自治体に申請後、自ら総合こども園を探し契約しなければならないことがあるそうです。
この記事は、自治体は適切な総合こども園を探す支援もすべきと主張しています。


ここでわたしが考えたのは、果たして行政が施設や制度を整えたところで、わたしは子供を育てられるだろうか?という点です。
月並みですが、上記のようなことは必要条件ではありますが十分条件ではないと思います。施設や制度を整えて、お金を配ればよいかというとそんなものではないでしょう。
それ以上に必要なのは、企業やそこで働く人の意識を変えることにあると思います。

たとえば、在宅勤務や多様な働き方の必要性を訴え、会社がそれを認める必要があるでしょう。
マイクロソフトは3月19日は、全社員が在宅勤務の日としたそうです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120314/386341/

マイクロソフトが在宅勤務と導入する経緯は、3.11のような非常事態下にあっても事業の継続を可能にすることにあるようです。
企業の業態も関係してくるでしょうが、必ずしも全ての社員が平日の5日間をフルでオフィスで仕事をする必要性はないのかもしれません。
そう考えると、非常時の事業の継続以外の目的でも在宅勤務が広く認められてもいいように思います。
企業は、もっと多様な働き方を取り入れるべきです。

二つ目は有休の取得単位の最小化です。
わたしの勤め先は、出産・育児休業を取得しやすい環境は比較的整っている方に入ります。でも、個人的に不満に感じるのは有休の取得単位が時間単位であることです。

小さい子供は大人の都合で病気になることはしないので、そんなときにはもっと細かい単位での有休が取れたらいいのに!と思うわけです。できれば15分単位で取れると良いです。


三つ目は、残業=頑張っていると考える文化の一掃。
個人的には、いくら残業代が払われると言っても、残業をするとその分時間単位の給料が減るし、生活のクオリティが下がるので本当に必要な時以外はしたくないと考えています。結果的に残業してしまった月もあえて、人に言うことはしません。残業したこと自体は何もすごくないと考えるからです。
でも、周囲の人はそう考えていないようです。残業時間を計算して、「今月は○○時間だ~」という、忙しい自慢(?)をしているのをよく目にしますから。
幼い子供を持つ母親なら、残業はできなくなってしまうはずなので、残業をしていることが評価されるようなシステムだと非常に困ります。


四つ目は、育休期間の手当を増額し支給期間を延長すること。
わたしの勤務先では、出産後の8週間は給料の6割、生まれた子が1歳になるまでは給料の4割が支給されることになっています。
ないよりは、ありがたいんでしょうが。。たったそれだけ?というのが正直なところです。
金額についても不満がありますし、今これだけ預けられるところがない!という状況になっているのに、子供が1歳になるまでというのはどうなんでしょう。
あくまで、子育ては両性がそろって行うものであるので、女性の手当は少なくたっていいでしょう、というところでしょうか。
最近は母子家庭も増えているのですがね。

そのようなわけで、わたし自身は施設や子供手当(児童手当に戻るらしいですが)よりも考えるところはあるんじゃないかなーと思いました。

やっぱり、子育ての環境に関しては、農家や商店などの自営業がいいのかもしれません。あとは、最近流行りのフリーランスとか。
いざとなったら一人で育てていこうと思っているので、そのための体制づくりは喫緊の課題です。

って、まだ具体的な予定はないのですけど(^^;)