【英文記事】省略語はデバイスでしか使えない?
今週の英文記事はこれ。
Oxford Dictionaries adds make me Vom
出典: ジャパンタイムズウィークリー 9/21号
【概要】
オンラインのオックスフォード辞書は、四半期に一度改訂をする。
最新版の辞書に新しく加わった言葉として、srsly, FOMO, vomなどがある。
それぞれ、seriously, fear of missing out, vomitの省略形だという。
省略形は、Twitterなど小さな画面で情報や感情を素早く伝達する上では使いやすい。
しかし、実際の人間が使う表現としては吐き気をもよおすものだ。
【感想】
へぇと思ったのは、Blogはweb logから来ている言葉であるらしいこと。
確かに、省略形をそのまま話し言葉に使ったらわけが分からない。英語は日本語と違って、省略形のままだと発音できない単語もありそうだけど。
でも、WeblogがBlogになったように言葉というのは変わっていくものだと思う。
だから、言葉が乱れて嘆かわしいとかいうつもりはない。
とはいえ、なんでもかんでも省略してよいかというとそういうものでもないよね。
最近、情報の受け手に合わせた情報発信の仕方が重要だって思う。
すでに共通言語なら、仲間内では省略語でもいい。
問題は、認識を共有していない人への情報発信。そんなときは、いつも使っている言葉ではなく、一般的な言葉を使うべき。
受け手にとって、なじみのないことなら背景から書く必要があるし、よく知っている人相手なら前提は省く。
記事のライターは、「トルストイは長すぎて読む気がしない」と省略表現を使って書く若者を嘆いている。
トルストイは文学作品だから、問題外だけど、長いメールは読む気がしない(^^;;
何をして欲しいのか、気合いを入れて読まないと分からないメールとか。
それは、受け手の問題じゃなくて、発信側の問題だと思う。
一日に何百というメールをさばく必要を考えると、件名だけでゴミ箱行きになるメールも仕方ないでしょ。
受け手のレベルに合わせて合わせて、簡潔に、無駄のない文章を書くことが目標。
それができる人は賢いんだと思う♪