自然農法の考え方を学んでみた
先週末、茅ヶ崎にある貸し農園リベンデルの農業講座「たいようまるかじり的 オモシロ自然農講座~秋は夕暮れ編~」に参加してきた。
講師は、大磯町で自然農をやっているという渡辺さん。
渡辺さんは大磯の「西湘を遊ぶ会」の、「無農薬こたつみかん」の活動も主催している。講習の内容をちょっと紹介。
農業には大きく分けて3種類の農法がある。
- 慣行農法(通常の農法)
- 有機農法(農薬なし、牛糞や鶏糞などの肥料あり)
- 自然農法(農薬なし、肥料なし)
自然農法は農薬も肥料も使わないのだけど、土壌改善のために腐葉土を使う人もいるらしい。
農業をするには、雑草や害虫はつきもの。
ただ、農薬や肥料で無理矢理自然の状態を変えてしまうと、生態系が壊れてかえって強力な農薬が必要になったり、土の状態が悪くなってしまう。
そういう「悪者」たちとうまくつきあっていくことで生態系とバランスのとれた農業を実現しようという考え方。
生える雑草で、土の状態が分かるっていう話はきいたことがあったけど具体的なことは知らなかったので、ちょっとおもしろかった。
- スギナ・・・酸性 ジャガイモ、サトイモ、サツマイモなど酸性に強い野菜を植える
- ハコベ・・・弱酸性 多くの種類の野菜を栽培できる
- カラスノエンドウ・・・弱酸性 多くの種類の野菜を栽培できる。カラスノエンドウが豆科なので、土中の窒素を固定する作用があることから、肥料をたくさん必要とするナスやレタスなんかに向いている。
自然農を実践してみようと思って、今年は畑に肥料をやらず、雑草もほとんど刈らなかった。
あまり実つきは良くなかったな。
肥料をやらずに肥沃な土壌をつくるっていうのはかなり大変なことなんだなぁと思った。
これを商業ベースでやろうとしたら、時間と手間がかかって採算がとれないだろうな。
自分の家で楽しむとか、自分でお店をやるとかそれくらいのレベルだったらなんとかなるのかも。
この講習は冬も開催するみたい。