【読書メモ】モラトリアムは年齢では語れない 『29歳』
三十路手前の年齢にピンポイントに焦点をあてた短編集。
今年、自分自身も同じ年になったので気になった。
29歳って、若いと言えば若いけど決してフレッシュさはもうないよなぁって思う。短編集の中でも、不倫とか遊ばれてる人の話、いくつか仕事を経験している人の話がある。
どこかにのセリフにもあったように、30歳までがモラトリアムっていう考え方もあるけど、29歳から30歳になった瞬間に成長できるのか?って思うし。
人の考え方や生き方というのは年齢では区切れないよなぁって感じた。
どういうふうになりたいのかゴールを決めて逆算して生きていかないといたずらに年を重ねるだけになっちゃうんだろう。たとえ結果的に計画通りにいかなかったとしても。
短編集の著者がみんな女性だからか、ふわふわとしたゆるい雰囲気が漂う本♪