【読書メモ】貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
数年前から使われるようになっている言葉の一つに「女子」がある。
年上のおばさまでも、「女子会トークに花を咲かす」なんて使っているけれど、わたしはなんとなく気恥ずかしい思いがして自分の属するカテゴリを「女子」と言ったことはない。
そもそも、女子っていつまで使えるのか?
そう感じている人は少なくないんだろうね。貴様いつまで女子でいるつもりだ問題という本があるくらいだから。
この本によると、女子という言葉は年齢ではなく女子魂を象徴しているらしい。
スピリッツの話をしている当事者と、肉体や年齢とメンタリティをセットにして考えている部外者。両者の間には、大きな乖離があります。
なるほどね!という指摘。
女子会には二種類あるという話、三十路の心得十箇条、ピンクと和解せよというくだりは、身に覚えのあることも多くておもしろかった。
どの章でも著者は自分の感情にかなり自覚的で、鋭い分析ができているな〜という印象。
言っていることは的を射ていて、軽快な語り口でおもしろいんだけど、読んでいてお腹いっぱいになる感じもした。
他に私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)という本もあるみたいだけど、うーん。。確かに自分が男だったらずっとこの調子の女性は疲れてしまうかもしれない。
わたしは、女である前に人間として!!という気持ちはすっごくよく分かるし、自分の心の動きに気づいていることは大切なんだけど、異性に選ばれようと思ったらあえて「女子」を出していくことも戦略の一つなのかもって思った。
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/07/24
- メディア: 単行本
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