【読書メモ】水の出会う場所
小説を読むのがちょっとしたマイブーム。
魚住陽子氏の水の出会う場所を読んだ。
何度も芥川賞候補になったというだけあって?、とてもきれいな文章を書く作家だと思った。
静かに心に染み入ってくるような。
表現も、使われている漢字もちょっと難しいものが出てくるけれど。
水の出会う場所には、3つの短編が収録されている。テーマは老いとか、命。
出版社の紹介文には「瑞々しく、清々しい」とあるけれど、寂しさを感じた。
それとなく書かれている部分も多くて、よく読まないとなんだったの?と思うところも。小説って、じっくり読むものなんだなと思わせてくれた本。
わたしには最初の、緑の擾乱(じょうらん)が一番好き。
- 作者: 魚住陽子
- 出版社/メーカー: 駒草出版
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: 単行本
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