OkOgeのブログ

地方で楽しく生活することをテーマに日々あったことをつづります。

【読書メモ】土佐堀川

朝の連ドラといえばNHK
2015年下半期に放送される「あさが来た」の原作本。

主人公は広岡浅子。日本女子大学の創立や、大同生命の創業に深くかかわった女性実業家。

17歳で大阪の両替商の加島屋に嫁入りする。文明開化当時、まだ女性が社会的に活躍していなかった時代に独学で簿記や算術を勉強。

それだけでも、すごいと思うけれど、時代の先を見てこれから求められそうな事業である鉱山や銀行、生保まで始めてしまう。晩年は女子教育にも力を入れて、実業家と教育家の二つの顔を持っていた。

若い時から死ぬまでずっと働き通しで、3回も死にかける。

なんだかすごすぎて、同じ人間とは思えないけど、フツーの人も参考になると思った考え方が。

それは、どんな逆境でもいつも

これから

と考えるところ。

目標を立てたら、それをどう実現するか具体的な方法に落とし込む

ところ。


小説の最後の方でへぇ!と思ったのは、広岡浅子が花子とアン村岡花子と交流があったこと。


歴史の教科書に載っていなくても、ドラマになるような人はたくさんいるのね。

ただ知らないだけで。

歴史上の人物をモデルにした小説って、今まで知らなかったことを知るチャンスとワクワクの両方を味わえてお得な感じ。