OkOgeのブログ

地方で楽しく生活することをテーマに日々あったことをつづります。

自分先生ならどう考えるだろう?

同時通訳者の小熊弥生さんの記事を読みました。
本日のデイリーヨミウリの英語学習者ページのコラムです。

お金をかけずにTOEIC280点から半年で800点、3年で通訳者になったという彼女。「お金をかけずに」というところがポイントですよね。

書店で彼女の本を見かけて以来、その経歴や勉強法に関心がありましたが図書館では予約待ちの状態。そんなところに、今回このコラムがあったのでじっくり読んでしまいました。

どんな勉強をしているのかというと、週末は通訳仲間とデイリーヨミウリの社説を使って「サイト・トランスレーション」と呼ばれる方法を使っているとのこと。
ポイントは次の2点です。

1.社説原文を口頭で英訳し、それを英字紙の訳文と比べる。
2.訳文を原文になるべく近づくよう和訳する。

小熊さんが社説を教材に利用しているのは、「注目すべき時事問題を扱い、編集部が苦労して見つけた訳語が学べるから」だそうです。

この勉強法を知っただけでも、収穫はあったのですが個人的に興味深かったのは、「勉強法が自分の目標を達成するのに適しているかどうか見極めることも大事」というところ。

な~んだ、当たり前のことじゃん?って感じかもしれませんが、それができている人ってあまりいないと思うのです。
わたしの今の勉強法は正しいだろうか?と思わず考えてしまいました。

目標を達成するためには、自分の中に「自分先生」を持って、「採点基準」に沿った行動が必要なんですね。

JB Press 「バカな自分はそのまま生かし、残りで勝負する 頭が良くなりたければバカになりなさい(4)」http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34660に書かれている考え方は、答えのあるものに関しては効果のあるものだと思います。

JB Pressのコラムの趣旨は、答えのない問題にどう取り組むかなのでちょっとズレているかもしれませんが。
でも、このコラムを読んで、資格試験というものは答えのあるものだという考えに立つと、方法さえ間違えなければ達成できるんだ!という勇気をもらいました。

勉強に限らず、この「自分先生」という考え方はいろんなことに使えると思います。
あとは、自分との約束を守る誠実さと、それを続ける気力なのかも。