OkOgeのブログ

地方で楽しく生活することをテーマに日々あったことをつづります。

思い残すことのない人生送ってる?

2011年3月11日から一年が経とうとしています。


あの日以降、被災のなかった地域の人々にも何かしらの変化があったと報じられていますね。
非常用グッズを買いそろえることから始める防災意識の高まりや、生活面に関しては人との絆が意識されるようになり、残業が減ったという話もあります。震災婚なんていうのも、話題になりましたね。


変化は、わたしにもありました。

それは、一度きりの人生を楽しもうという気持ちが強くなったこと。
もちろん、それ以前からそういう気持ちは持っていたのですが、いつ死んでも後悔することのないようにしたいと思うようになりました。
仕事も、プライベートも意に沿わないことを意味もなく我慢したり諦めるのはやめようと思うようになりました。
だって、いつか報われるはずと信じて何十年にわたって、今を楽しむことを我慢しても、全部無駄になってしまうかもしれないのですから!!
それからもう一つ、今のライフスタイルを見直すこと。


2011年春から、畑を始めました。
わたしの場合、放射能汚染の心配よりも、都市生活者の脆弱さを強く感じたからです。

農家さんが作ってくれた野菜が供給されるのを待つだけの都市生活者は、物流が滞るとなす術がありません。
もし、誰かが品薄なことに乗じて価格を吊り上げようとしたら?
それでも、生産手段を持たない都市生活者は高い農産物を買う以外の選択肢がないのです。
それって、かなりコワイことだな~と。

ライフスタイルを変えるというのは、何らかの疑問を感じていても必要性が感じられなければなかなか変えられないものです。
昨年の震災はわたしにとっては今の自分を見つめ直すきっかけとなりました。


その畑に先週、実家の家族を連れて行きました。
採れたばかりの野菜を使って料理をし、楽しい時間を過ごしました。


昨年の震災で、人はあっという間に死んでしまうものなんだなと思いました。何の前触れもなく、本人の意思に関係なく、無作為に。
もしかしたら、自分は幸運にも生き残ったとしても大切な人はどうか分からない。
なぜ、もっとこうしてあげなかったのか、あの時ああしていればと後に残された方が思い悩むくらいなら、今できることをしてあげた方がいい。


現状に不満や心配ごとがあるのなら、それを変えるための一歩を踏み出すこと。
迷うことならやってみるという選択をしようと強く、強く思いました。


何をしたいかというのは、究極を言えば、どんな死に方をしたいかということなのではないでしょうか。

死ぬ直前になって思い残すことがないようにという意識を持てば、優先順位が見えてくるかもしれません。

逆算すれば、今やるべきことが見えてくるはず!!
その気持ちを風化させないように、毎日をすごしていかないとね(^ ^)