OkOgeのブログ

地方で楽しく生活することをテーマに日々あったことをつづります。

【読書メモ】食事はリトマス紙 旅行者の朝食

人生の中で、食事の占める割合はかなり大きい。食事がおいしいかどうかで、気分もかなり左右されるような気がする。

米原万里の『旅行者の朝食 (文春文庫)』を読んだ。米原万里の本は、『オリガ・モリソヴナの反語法』を読んで以来目につくものがあれば読むという感じ。

旅行者の朝食 (文春文庫)

旅行者の朝食 (文春文庫)


この本は、食べ物に関するエッセイ集。著者はロシア語通訳者だったため、主に、旧ソ連での食事に関する話がメインだけれど、一番印象に残ったのは、気が合う人を見分ける方法についてのくだり。

一番手っ取り早いのは、一緒に食事をすること。(中略)過度の偏食は、その人の育ち方を物語るし、性格、健康にも影を落としているはずでしょう。(中略)食事での振る舞い、食べる速度、食べ物の口への運び方、咀嚼の仕方、こういうことをさりげなく、でも念入りにチェックするのよ。結婚したら、毎日のように、食事を共にするのだから、こういう所が気になったら、長続きしないと思うの。

著者は結婚しなかったので、友人の発言だけどこれはそうだなぁと納得。

また、このくだりも印象的だった。

初めて目にする食べ物を摂取するかどうかには、その人の無意識の素が出る。その人の好奇心と警戒心の間のバランス感覚のようなものが露呈してしまうのだ。未知のものに対してどれだけ心が開かれているかというリトマス試験紙のような役割を果たしてくれるとも言える。

これに関しても、わたしの思うところをずばり言語化してくれているなと思った。保守的な生き方をしている人は、食事に対しても保守的でこれまで口にしたことがないものは口にしない傾向があると思う。

楽しい食事の時間をするには、自分と同じくらいのレベルの食事に対する関心や偏食度合い、マナーなどの文化度を持った人とするのが最適なんだって改めて感じた♪

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