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新しい主婦に憧れる人たち/ハウスワイフ2.0
「会社に使われない新しい生き方をめざす」という帯のフレーズに惹かれて、ハウスワイフ2.0を読んだ。
近年、専業主婦になりたい若い女性が増えているらしい。アメリカでは日本よりも進んだ状況にあるとのこと。
都会から田舎に引っ越して、家で食べる野菜を自分で栽培し養蜂や養鶏までやってしまう女性たち。
19世紀の古き良き時代に憧れて、毎日の食事だけでなく、子供の教育や着るものまで手作りする。
この本には、そんな「新しい主婦」の事例がたくさん紹介されている。
昔の人と違うところは、生活の必要からなんでも手作りしているわけではなく、政府や企業を信頼できないから自分でやってしまおうという一種の防衛策や環境のため。
日々、ブログで発信している。
共感するところは多いものの、この人たちにとってライフスタイルは信仰なんだなと思った。
医者を信用できないから予防接種を拒否するとか、子供を学校に通わせずにホームスクーリングするなどの独特の育児法。
本人たちは満足なのかもしれないけれど、一から十まで自分たちで!というのはなんとなく窮屈で危ない暮らしに思えるのはわたしだけなのかしら。
だからといって、なんでもかんでも外から買えばいいという発想は、もしも供給が絶たれたら何もできないという危険と隣り合わせだけれど。
新しい主婦現象に憧れつつ、警鐘を鳴らす筆者の主張にはおおむね同感。
女性は、子供が生まれるとどうしてもそれ以前と同じようには働けなくなる。
産休や育休制度も大切だけど、休みは長くなくていいから毎日出勤しなくてもいいとか、自宅で仕事ができるとかいろんな働き方ができるといいのになぁとこの本を読んでつくづく思った。
- 作者: エミリーマッチャー,Emily Matchar,森嶋マリ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: 単行本
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そして父になる
そして父になるを観た。金曜ロードショーで。
自分が同じ立場に置かれた親だったらどうするかな〜としばらく考えてしまった。
作中、病院側の説明では昭和40年代に取り違えが多く起こったときには、ほとんどの家族が交換を希望したとのこと。
「本来あるべき姿」になったと言えばそうなのだけど、それでいいの?って思ってしまう。
そんなに生物的に親子であることは重要なんだろうか?
生みの親より育ての親というように、わたしならそれまで育ててきた方をとると思う。
本当の子でなくても、それまでその子に注いできた愛情は本物。
いくら血がつなかっていても、他の家庭で育った子はその家の文化に浸りきっていて、まったく別の家の子になっているだろうから。
映画のタイトルから想像していたのは、本当の子を取り戻して家族を再建する中で「父になる」というもの。
実際はそうじゃなかった。
むしろ家族のあり方を見直す機会になっていたので、良かった。
血のつながらない家族に対する考え方が出るところだと思う。
取り違えなんて起きてはいけないことだけれど、それをどうとらえるかは国や時代によってかなり違うんじゃないかな。
今年も家族をテーマにした作品を是枝監督がメガホンをとっているらしい。
【読書メモ】もう自己啓発本はいらない?!/嫌われる勇気
たしかに。って思った。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/16
- メディア: Kindle版
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【読書メモ】水やりはいつも深夜だけど
水やりはいつも深夜だけどは幼稚園生の子を持つ母親や父親の、日常の心の揺れを描く短編集。
- 作者: 窪美澄
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: 単行本
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