登場人物がいい人すぎる!「また、必ず会おう」と誰もが言った。
Kindleセールで安くなっていたので買ってみた。
- 作者: 喜多川泰
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/11/18
- メディア: 単行本
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熊本に住む普通の高校生が、ある理由で一人でディズニーランドへ。
予定していた帰りの飛行機に乗れず、いろんな人の助けを借りながら熊本まで帰るという話。
あとがきにもあるように、この本は「旅は人生を変えるきっかけになる」という筆者の考えがベースになっている。
主人公が出会う大人たちが、いい人すぎる。今の日本に見ず知らずの若者に、こんなことをしてくれる、言ってくれる大人がどれだけいるだろうって思ってしまった。
たとえば
誰が何と言おうと、おまえの人生はおまえのもんや。誰かがやれと言うたからやる。やるなと言うたからからん。そういう生き方をして、おまえは、自分の人生の責任をちゃんと自分でとる自身はあんのか?
自分の言葉で、こんなことを語れる大人は多くはないだろうな。
かなり説教じみているけれど、若いときに尊敬する人から言われたら、その先の人生が変わりそうだなって思った。
読み物としてはおもしろい本♪